少量生産、天然素材、長く使える布。
yamamayuは「循環する染織」を目指しています。
循環 / 再利用 / 道具 / 地域・教育・仕事づくり / 素材 / 工程 / ケア / KPI
循環
yamamayuの布づくりは、桑や植物、蚕たち、そして人の暮らしがめぐりあう循環の中で行われています。
染めに使った植物や蚕の蛹は堆肥へと戻し、次の命を育む土に還します。

再利用
織りの現場では糸の端切れや余り糸も生まれます。
yamamayuではそれを「もったいないアート」として結び、つなぎ、新しい表現へと活かしています。

道具
工房では電力をほとんど使わない足踏み織機をはじめ、古い動力織機も修理して使い続けています。
長く大切に使い、未来へ受け渡していくことも「循環」の一部と考えています。

地域・教育・仕事づくり
yamamayuは地域に根ざした活動を大切にしています。
学校や幼児教育の場での自然体験、シニアの方々による真綿糸づくりの仕事づくりを通して、布づくりの文化を未来に受け渡していきます。

素材
綿・絹・天蚕といった天然繊維を中心に、植物染料や環境負荷の小さい化学染料を選びます。
すべてを自家製にできるわけではありませんが、目と手で確かめた素材のみを使用しています。

工程
灰汁発酵建てによる藍染め、草木染め、織り。
伝統的な方法を大切にしつつ、再現性や安全性に配慮しながら制作しています。

ケア
布は使い続けることで風合いが育ちます。
中性洗剤での手洗い、陰干し、光を避けた保存など、適切なケアをお願いしています。

回収と染め直し
長く使っていただくために、使い込んだ布を回収して染め直す仕組みを少しずつ整えています。
新たな色をまとい、再び生活の中で活躍できるようにしています。
KPIと取り組み
- 天然素材使用率(綿・絹・天蚕):全量天然素材100%
- 植物染料の使用比率:約50%(化学染料:約50%)
- 足踏み・動力織機の稼働比率:約40%(動力織機:約60%)
- 余り糸再利用率:100%(2025年目標)
- ほつれや染め直し件数:年10件以上
こうした取り組みを積み重ねながら、
yamamayuは「自然とともに生きる布づくり」を未来へとつないでいきます。
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