力織機

ここ数週間、力織機での織りの作業をしています。

4年前、今まで十数年間織り担当だった元パートナーから引き継ぐことになった時、エネルギーを使わない織機のみでの創作への転換を目指していきたいと思っていました。

最初はスピードの速さに戸惑い、経糸が切れたことにも気がつかずに織り続けていたりと、ハプニングが多々ありましたが、1年ほど前からやっと創作としての織りが出来るようになり、力織機の面白さを知りました。

環境に負荷をかけない持続可能な創作もこれからの時代とても大切なことですが、代々受け継がれてきた力織機と絡み織りの技法でこの工房でしか織れない布を、もう少し創っていきたいなと今は思っています。

820本の経糸がかかっています。

「力織機」といっても、とても古い織機なのでスピードがものすごく速いわけでもなく、糸が切れたことも教えてくれることもなく・・・。だから、いいのかもしれません。

真綿の糸など繊細な糸や、アタカス蚕の糸などの繊維がしっかりした糸、太い糸を織る時は、シャトル(杼)を一回一回止めて織っていきます。

細かく糸を変えて織っていくこともあります。

ストライプはどのくらいの幅にするか、とても悩みます。

昨日より、撚りが面白い糸で新しい風合いの作品を創作中です。

5種類の糸を使います。

涼しげな布になりそうで、出来上がりが楽しみです。