はじまりは繭
今年から再開する染織教室。全8回の講座をとおして、
真綿約50g使った一枚の絹真綿織り布を創作します。
先ずは、布の原料となる素材作りから始まります。お蚕さんの飼育からだと途方に暮れてしまいますので、そちらは観ていただきながら、繭から蛹を取り出す『繭ぬき』をします。繭にふれながら、糸になるために改良されてきたお蚕さんの奥深さを知る機会にもなります。
染色
次に、染色をします。
工房付近を散策して染色用の植物を採集します。最初の3、4回目ぐらいまでの講座は、毎回植物染めをしながら、別の作業もしていきます。季節によって違う種類の植物に出会えるので、いろいろな色の真綿作りをします。
糸紡ぎ
それから、染めた真綿をふわふわにして木の棒で紡いで糸にしていきます。この糸作りは、どんな織り布にしたいのかを決める重要なポイントになります。
糸紡ぎは一番時間がかかりますが、ふわふわな真綿に触れる作業は瞑想のような癒やし効果も期待できます。忙しい合間ののんびりとした貴重な時間になれればと思います。
織り
最後に、織り作業です。
ご自分で紡いだ糸で経糸を整経して、手機に張り、緯糸で織っていきます。
糸の太さ細さ、撚り具合、色の組み合わせ、織りの打ち込みの力、そしてその時の心の状態によってもどんな織り布ができるのかが変わってきます。足を動かし、手を動かし・・・。リズミカルな作業に慣れてきた頃、オリジナルの一枚の布の完成です。
お蚕さんの命や植物の彩りなどの自然からの頂きものがつまった布は、身体も心も温めてくれます。
ご一緒に絹真綿織り布を創りませんか?







