伝統的な力織機と現代の布 大丸 福岡天神店での作品展のご案内

現在開催中の作品展 鹿児島県霧島神宮駅 光来 -corai- 慈慈 での展示が終わると、続いて大丸 福岡天神店にて染め織り紡ぎの布展が始まります。

今回は本館6階イベントスペースでの開催になります。
どうぞお越しください。

1月29日(水)~ 2月4日(火)
大丸 福岡天神店 本館6階 イベントスペース

そろそろ雪になるかなと思われる冷たい雨が降る山梨の工房。

今日は初織りです。

油をさし、埃などをきれいにしてから織り機を動かします。祖父はずいぶんと長くこの作業をしていたので、力織機を壊さず使っていくには大切な仕事なようです。

整備をしてくださる方も年々減っていくなか、この力織機をいつまで使えるか・・・、使っていくのか・・・は、時間の問題です。

手織り機はたくさんあるので持続可能な創作へ移行することはできるのですが、力織機も手放しがたい味のある布を織ることができます。

私たちの創作は機械の力だけで織るのではなく、板ヒを使って人間の手で糸を織り込んでいくこともしているので、力織機でイメージしがちなただ自動的に織られていくのとはだいぶ違います。

均等(古い力織機はほぼ均等)に織ることができる力織機の良さに、いろいろな太さや強度の糸を人間の手でいれていくという良さをプラスして私たちのオリジナルの布ができます。



曾祖父からの力織機が動く限り、そんな布を創作していきたいので、今日もたっぷりの油をさします。