今日は、明日の八王子での染め織り紡ぎワークショップの真綿づくり用の繭を煮ました。
時間もかかり、独特の匂いがするので、通常繭を煮る作業は山梨の工房で事前に準備をしています。

繭は、糸繰りをするには形が悪かったり、少し汚れたりしていて省かれてしまうようなくず繭と呼ばれてしまうものを真綿にします。どんな繭でも真綿にして糸にすることができるので、私たちにとってはくず繭も貴重な繭です。

①まずは繭(乾燥繭500g)がからまないようにネットに入れます。
②そして、繭の中に水分が入るように一晩お湯(約60度)につけます。途中上下を返します。
③その後、重曹60gと粉せっけん10gを入れた別のお湯で1時間ほど煮ます。重曹は真綿をほぐしやすくして、せっけんは汚れを落とす効果があります。落とし蓋をしたり、途中で上下を返しながら真綿全体に水分が染み込むようにして、すべてが柔らかくなるように煮ていきます。

③最後に1時間ほど流水につけて、重曹や粉せっけん、汚れを流します(今日は中和剤となるクエン酸がなかったので)。これで蛹をだして真綿をつくる準備ができました。

お蚕さんが自分を守るために吐いた糸でつくった繭はとても頑丈なので、繭を煮る作業は時間がかかります。でも一度柔らかくなった繭は、乾燥させ指でほぐしてあげるとふわふわになります。
明日の八王子でのワークショップは蛹をだす作業から始まります。
私たちのワークショップにとって繭を煮て蛹をだす作業は大切な手仕事のひとつです。山梨でのワークショップでは、煮る作業から始まります。今年は、親子の養蚕から布まで作るワークショップも開催します。詳細はホームページでお知らせします。