真綿の作り方

①繭を洗濯ネットに入れます。

生まゆの場合は、中の蛹がボロボロになりやすいので、優しく取り扱ってください。

②繭を茹でます。

繭を沸騰した湯で1時間ほど茹でます。
途中、やさしく裏返します。

別のお鍋に湯を沸かし、重曹と粉せっけんを入れ、かき混ぜて溶かします。そこへ、茹でた繭を入れ、中火で1時間ほど茹でます。むらができないように、時々やさしく混ぜます。

③繭むきをします。

1時間ほど茹でて、周りについていたたんぱく質「セリシン」が取れて柔らかくなったら、すぐに流水で洗います。

ぬめりがなくなったら、中に入っている蛹を取り出します。

水気を取り、ざるなどに広げて、風通しの良い場所で干します。

染める場合は、干した後の状態から染色します。

④繭をほぐすと真綿ができます。

干した繭を、指のはらを使いながら優しくほぐしていきます。

⑤繊維の輪を探します。

繭には、お蚕さんが糸を吐くときにできる繊維の輪があります。そこを指にかけながら繭をほぐします。ふわふわにします。

⑥真綿の完成です。

ふわふわにした真綿を、繊維の輪を維持した状態で裏返します。
これから、糸を紡いでいきます。

真綿のほぐし方