カイコのたまご 

蚕種
カイコの成虫が産卵してすぐのたまごは、薄い黄白色をしています。

非休眠卵
2~3日後に卵の色に変化が見られない場合、その卵は非休眠卵です。25℃の環境で10日後には孵化します。

休眠卵
もしそのたまごの色が黒っぽい色に変化をした場合、休眠卵です。受精卵が細胞分裂を始めてから個体となるまでの初期段階で、通常の発育を止めているそうです。その為、25度の環境でも孵化はしません。そして、卵休眠期に一定の低温にさらされることで発育が再開され、温かくなると一斉に孵化します。



点青
孵化2日ほど前になると、卵に黒っぽい点(頭部)が見えてきます。

※温度25℃湿度80%ほどの高湿度の環境下だと孵化率が高くなるので、卵をいれたケースの両隅には水で湿らせたキッチンペ―パーなどを置く。

催青
孵化1日前になると、卵全体が黒っぽくなります。

孵化
催青期の翌朝に一斉に孵化します。
卵は明暗を感じることができるため、朝の明るさを感じ一斉に孵化をすることができます。

※昼は明るく夜は暗い環境下で卵を管理する。


カイコの成長チャート