11月初旬、工房で真綿づくりのワークショップを開催しました。
今回のテーマは「大人の夏休みのような時間」。
日々やらなければならないことに追われる生活の中で、あえて何もしない、思うままに進めていく──そんな特別な時間をゲストの方々と共有しました。
「まるで大人の夏休みみたいで、とても楽しかったです。
自然の中で糸に触れていると、時間がゆっくり流れて、心も体もリセットできました。」
真綿を触りながら紡ぎ、織り、時には休んでお茶を飲む。
何かを「完成させる」ことが目的ではなく、自然に寄り添いながら自分のペースで進めることそのものが、大切な体験でした。
手を動かす音や、鳥の声、木々のざわめきが、参加者それぞれのリズムと重なっていくようでした。
今回は飼育中のお蚕さん『玉小石』や繭から羽化したばかりのカイコ蛾を観ていただき、そして繭の蛹出し。秋晴れの気持ちがいい日だったので、外で珈琲の焙煎の香りに包まれながらのんびりと作業をしました。その後、散歩がてらに採集した臭木(クサギ)の実でサナギ出しをした真綿を染めました。臭木の色は他の染料ではでない特別な色に染まります。
今回も染色した真綿をみて「雲のようだ」と感動して頂きました。私も染め上がった色を見るたびに、感激しています。「臭木の実だからこんな色に染まる」とお客さまにお伝えしたけれど、果たして臭木の実だけなのか….? まだ染めたことのない実で驚くような色が染まるかもしれません。他の実でも染めてみようと思います。
夕方になり室内で真綿づくりをしました。
植物で染めた真綿をふわふわにしていきます。いろいろな色の中からひとつ真綿を選び、指の腹で優しくほぐしてふわふわにして、また次の色を選んで…..と。なんの目的もなくただ真綿をふわふわにする作業は、夏のワークショップに参加してくださった方々おすすめの癒し体験です。
「やらなければ」を手放して
忙しい毎日の中では「やらなければならないこと」に気を取られがちです。
でも、ここではお蚕さんの命のつまった真綿と自然に触れながら、ただその時間を楽しむことができます。
それぞれが思うままに進めることで、自分に戻る時間が生まれるのです。

また来たくなる場所
ゲストからは「また来たい」という声も多くいただきました。
yamamayuのワークショップは、織りや染めを学ぶ場であると同時に、自然と自分に向き合う場所でもあります。
それが「大人の夏休み」と表現していただけたことは、私たちにとっても嬉しいことでした。
関連リンク
工房で食べるyamamayuの夕食は、
- ミートボールシチュー
- リゾット
- きのこのペースト
- レバーペースト
- わさび菜とビーツのサラダ
- ごぼうのピクルス
- さつまいもスティック
- りんごのケーキ

秋を感じるお料理にしました。


