Studio Journal

草木で染めた絹真綿や、真綿から手で紡いだ糸。
色とりどりの素材の中から、それぞれが真綿や糸を選び、木枠に小さな布を織るワークショップを行いました。
今回は、あらかじめ経糸を張っておいた木枠に、参加者の方が思い思いの色を緯糸として通していく時間でした。
草木で染めた絹真綿、染めた植物の名が書かれた糸巻きのカードに巻き付いた真綿の手紡ぎ糸。並んだ素材を前に、どの色を選ぶかは人それぞれ。
好きな植物の名前から選ぶ方。話の中で印象に残った糸を手に取る方。最初から思い描いていた完成のイメージに合わせて選ぶ方。
同じ素材を前にしていても、色の選び方は本当にさまざまで、その違いがそのまま一枚一枚の表情になっていきました。

素材に触れる時間
絹真綿は、ふわりとやわらかく、手に触れると優しいあたたかさがあります。
素材に触れているうちに、自然の風景を思い出したり、草木の色が生まれる背景に思いを向けたり。手を動かしながらも、心が少しずつ落ち着いていくような時間となりました。
途中にはお話をする時間もあり、静かに集中する時間もありました。にぎやかすぎず、けれど閉じすぎない、素材を囲むよい時間だったように思います。

身近な場所に置いて、いつでも触れられるように
完成した小さな布は、それぞれの手の動きや、選んだ色の今日この日の自分や記憶を含んでいます。
「まずは身近な場所に置いて、いつでも触れられるようにしておきたい」とお話しくださった方もいました。
飾るだけではなく、ふとしたときに手に取り、触れ、素材の感触を思い出す。小さな布だからこそ、暮らしの近くに置いていただけるのかもしれません。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
yamamayuでは、これからも繭、真綿、糸、染め、織りへとつながる手しごとの時間を、少人数でゆっくりと開いていきます。
次回のワークショップについて
春から夏にかけてのワークショップの予定を公開しています。
日程や内容は、下記のページよりご覧ください。
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